「陶磁器番組ってつまらないよね、じいさんばあさんしかみないよね」
、、、確かに柴田はその意見を否定できなかった。
6年前、フランス人から相談を受け、企画を考え始めた頃だった。
柴田は、まず参考となる過去の陶磁器ドキュメンタリーを幾つも観ていった。
ドキュメンタリーでものを描くときにやれる手法は限られている。
再現ドラマ・照明を駆使した撮影・CGなど
それらはbeautifulだがどうしても説明臭くなってしまうのだ。
そして過去にBBCや中国の大手放送局等が陶磁器ドキュメンタリー作品を作っている。
世界規模でみるとはるかに少ない予算で今までと同じ手法では
とても面白い映像は作れない!!大手の2番煎じになるだけだ!!
、、、なら。
いいアーティストとコラボできないか。
アーティストの表現力を借りて、これまでのドキュメンタリーとは違う道を行きたい。
「ceramic artist」
「ceramic artist…」
「ceramic artist……」
そこから柴田は1か月半、アーティストの発掘作業をした。
to be continued…

取材:kiko